トイプードルの原産国は?歴史や名前の由来などを解説

  • 2021月11月22日更新
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ふわふわでいろいろなスタイルが楽しめるトイプードル。人気の犬種のトイプードルですが、あまり知られていないその原産国や歴史について解説していきます。

トイプードルの原産国はフランス

トイプードルの原産国は諸説ありますが、そのルーツは大型のスタンダードプードルを辿るとすると、原産国はフランスとなっています。

もともとドイツで生まれた犬種ですが、フランスで品種改良が進み人気が出たことから、原産国はフランスということになっているようです。

トイプードルの名前の由来

トイプードルの名前の由来もさまざまですが、フランス語の「caniche(プードル)」は、牝のアヒルを意味する「cane」に由来しているとされており、ドイツ語の「pudel(プードル)」では、「水が跳ねる」という意味の「プーデルン(pudeln)」が由来だと言われています。

それらはもともと水辺の猟を得意とする犬が先祖犬ということ関係しています。

トイプードルの歴史

トイプードルの歴史を紐解くと、そのルーツであるスタンダードプードルの歴史に繋がるのですが、その歴史には諸説あります。ドイツ、ロシア、フランス説などさまざまです。

世界各地に広まったトイプードルの歴史

もっとも古いプードルの歴史は、ローマにさかのぼります。ローマ帝国時代の紀元前30年ごろのローマ帝国の記念碑にプードルとみられる犬の絵が見られることからローマにプードルが存在したと言われていますが、こちらはそれほど確実な説ではありません。

また、ロシアにいた「バーベッド」という犬種が巻き毛で見た目がプードルに似ていることから元になったとも言われています。

そして、ドイツにいた「ワッセルフンド」という犬種がフランスに入り、貴族の間で人気を博した結果、小型化が進み今のトイプードルになったという説が有力です。

トイプードルのサイズの違い

トイプードルのルーツはスタンダードプードルですが、今のトイプードルのサイズになるまでに何度も改良されています。最大のプードルがスタンダードプードルで、その次がミディアムプードル、ミニチュアプードル、そしてトイプードルという順で小さくなっています。

トイプードルの理想の体高は26~28㎝です。

トイプードルの色の違いとショー

トイプードルの色はもともとホワイトとブラックと、シルバー(グレー)の3種類でした。そこから、レッド(茶色)やアプリコット、クリームなどペットとしてにんきがある毛色が増えました。

ドッグショーでは今でもホワイト、ブラック、シルバー以外の犬種が出品されるのは稀です。

愛玩犬としてあいされるようになったトイプードル

トイプードルは、フランスが原産国と言われていますが、そのルーツであるスタンダードプードルの原産国はドイツやロシアなどという説もあります。

ヨーロッパ諸国で愛されているトイプードルは、水猟犬やドアベルの役目を果たすなどさまざまな経緯の末、今のようにさまざまなカットスタイルを楽しめる愛玩犬となっていきました。