ラブラドール・レトリーバーの性格の特徴を解説!オスとメスで違いはある?

  • 2015月11月12日更新
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優しくて穏やか、フレンドリーで頭も良いと言われるラブラドール・レトリーバー。大きい体型と優しいまなざしも、思わず抱きつきたくなる安心感を与えます。

でも「性格はどうなんだろう?」「自分に飼えるのかな?」と心配の方も多いようです。

この記事ではラブラドール・レトリーバーの性格やしつける際の注意点、飼いやすさや飼いにくさなどについてを解説します。

ラブラドール・レトリーバーの性格

一緒に生活をする犬の性格を理解することは、お互いの気持ちを理解する第一歩です。ラブラドール・レトリーバー性格はどんな特徴があるのでしょうか?

ラブラドール・レトリーバーは働きもの

日本では「盲導犬といえば?」という質問をしたら、「ラブラドール・レトリーバー」と答えが返ってくるのではないでしょうか。攻撃性が少なく落ち着いた性格のため、盲導犬や介助犬、救助犬や探知犬など多くの分野で活躍している働きものです。

ラブラドール・レトリーバーは優しくて人懐っこい

ラブラドール・レトリーバーの最大の特徴は、優しくて温和で、従順で人懐っこいことです。とても賢いのでしつけがしやすく、訓練などにも耐える忍耐力を兼ね備えている万能犬です。犬や人間だけでなく、他の動物とも仲良くすることができます。

とにかく愛情に満ちあふれた犬種でフレンドリーな子が多いのが特徴です。大きな体ですが、フレンドリーさゆえ番犬にはあまり向いていません。

ラブラドール・レトリーバーは遊びが大好き

ラブラドールレトリーバーは、もともと鳥や魚を回収する狩猟犬として活躍してきた歴史があるため、運動や泳ぐことが得意です。

とくに水遊びが大好きで、水中の舵取りの役割を果たすオッターテイルと呼ばれる尻尾は、泳ぐことに適した構造になっています。

オスとメスでの性格の違い

オスとメスには少し違いがあると言われていますが、オスもメスもとても従順で、穏やかで落ち着きのある性格というのは共通しています。

ラブラドール・レトリーバーは、オスとメスが混ざった多頭飼いのトラブルもあまり聞きません。

ラブラドールレトリーバーのオスは、おおらかであまり細かいことを気にせず、嫌なことがあってもあまり引きずらないから楽という意見が多いです。また、人間にとても興味をもち甘えん坊さんなのはオスのほうです。

メスはオスに比べると繊細で、さらに従順さを感じることができます。オスに比べるといたずらが少ないので、初心者はメスのほうが飼いやすいでしょう。

しつける際に飼い主が注意すること

どんな犬種でもしつけは必要ですが、ラブラドール・レトリーバーの飼い主がしつけを行う際に気をつける点はどんなところでしょうか?ラブラドール・レトリーバーの性格を踏まえて、しつけるときの注意点をご紹介します。

しつけの開始はいつから?

犬のしつけの開始は早ければ早いほどよく、12週齢の期間までに経験したことが大きくかかわってきます。とくにラブラドール・レトリーバーは、生まれもった優れた学習能力ありますので早い時期からトレーニングを始めましょう。

理想は「犬をお迎えした日」です。

温厚だけど遊びも大好き

ラブラドール・レトリーバーは温厚で従順、人が大好きな犬種です。しかし、とても好奇心旺盛で意欲も高いため、物を噛んだり壊すといったイタズラも起こりやすいです。

なにをしても怒らず物静かなイメージがありますが、本来はとてもエネルギッシュで人と遊ぶことが好きな犬種です。投げたボールを取ってくる遊びや、引っ張りっこなどの身体を動かす遊びを取り入れながら、遊びの延長でトレーニングをすることをおすすめします。

噛む場合はどうしたら良いの?

今では、盲導犬や介助犬のイメージが強くあるラブラドール・レトリーバーですが、もともとは「獲物を回収してくる」という役割を担っていました。そのため、物を口に入れるという行動をとりやすいので注意が必要です。

一緒に暮らしていくためには、「噛む」という行動をそのままにしておくことは良くありません。早めにしつけをしておかないと、常にそれが当たり前となってしまいます。そしてお互いにストレスを感じてしまいます。

噛もうとしたとき、噛まれたりしたときは「痛い!!!」と大きな声でアピールして下さい。

芸などをしつけるときであれば、にこやかな対応で良いのですが「歯をあてることは悪いこと」だと理解させることが必要です。オーバーリアクションで、良いことと悪いことをしっかり伝えてあげましょう。

ラブラドール・レトリーバーは性格が悪い?飼いやすい?飼いにくい?

ラブラドールレトリーバーは温厚で吠えないイメージですが、「散歩で見かけることが少ないし、飼いにくい犬種なのでは?」と思っている人も少なくありません。

これからお迎えしようと考えている人にとって飼いやすさも大切なポイントです。ラブラドール・レトリーバーは性格がいいと言われることが多いですが、本当なのでしょうか?

ラブラドール・レトリーバーは優しさ満点

盲導犬にラブラドール・レトリーバーが多いのは、とっても優しいからです。人間に寄り添い、争いごとを好まない優しい性格だということを証明しています。

攻撃性が少ないため、高齢者や赤ちゃんがいる家でも安心度の高い犬種です。また、子供と一緒に遊んだりすることも大好きなので、まさに家族の一員として暮らすことができます。

お留守番もできる&一緒に旅行もできる

ラブラドール・レトリーバーは忍耐強い性格です。じっと待つことも得意なので長時間のお留守番も頑張ってくれます。車での長距離移動にも順応できるため、旅行などにも一緒に出かけることができます。

忍耐強いと言ってももちろんトレーニングは必要ですし、もともと人間が大好きなので寂しさは感じています。長時間のお留守番をさせたあとは、たくさん褒めてたくさん遊んであげてください。

ラブラドール・レトリーバーは大きい

世界中での人気の高さに比べて、日本では人気犬種の上位に入ってこないのは性格の悪さではありません。

単純に、日本の住宅事情が原因といえるでしょう。ラブラドール・レトリーバーは大型犬です。大きいと言うことは、飼育するための広い場所が必要と言うことになります。日本では、アパートや賃貸マンションで飼育することは難しいかもしれません。

ラブラドール・レトリーバーは人間と暮らすことにはとても向いている性格です。しかし、飼いやすさとなると性格や気質だけでなく、大きさや私たちの生活のスタイルにも大きく関係してきます。

成犬になったときの大きさや、自分たちの生活などもセットでしっかり考えてからお迎えしましょう。

ラブラドール・レトリーバーは一緒に楽しく過ごせる性格

ラブラドール・レトリーバーの性格を知れば知るほど、人間との共存に適した犬種だと言うことがわかります。

穏やかで忍耐強い大人っぽい性格と、遊びが大好きで無邪気な子供のような性格も、両面持ち合わせている魅力たっぷりラブラドール・レトリーバー。

もし、犬種の人気度を測るときに「住宅事情などは関係なく、あなたが飼いたいと思う犬はどんな犬種ですか?」という質問の仕方であれば、ラブラドール・レトリーバーの名前がもっとたくさん聞こえてくるでしょう。

どんな犬種にも個性があり育て方によっても性格は変わりますが、お迎えするときはラブラドール・レトリーバーの基本的な性格や気質を理解して、ストレスなく過ごせるようにしてあげましょう。