鹿のようといわれる細い足と美しい被毛のイタリアングレーハウンドは、初心者でも飼いやすいとの評判で年々飼いたい人が増えています。
イタリアングレーハウンドは寒さに弱くかかりやすい病気もあります。この記事では、健康を維持するためのドッグフードの選び方や与え方、おすすめのドッグフードをご紹介します。ドッグフード選びに悩んだら参考にしてください。
イタリアングレーハウンドの食事管理
スマートな体形が魅力のイタリアングレーハウンドは、太りやすい体質と言われています。
肥満はイタリアングレーハウンドの魅力が損なわれるだけでなく、骨や腰への負担をかけることになり、怪我や病気の原因になります。健康を維持するためにも、しっかりとした食事管理が必要です。
イタグレに必要な食事量
一日に必要な食事量は、ドッグフードのパッケージに表示されている給餌量を基本にしてください。必要量はワンちゃんごとにまちまちなので、こまめに調整するのがおすすめです。
餌の量やおやつの量、散歩の時間などで調整ができます。適切な食事量かどうかは便の状態を見て判断ができます。
給餌量が適切であれば便を拾うと跡が少し残るくらいで、量が多すぎると便が柔らかく、少ないとコロコロの固い状態になります。
イタグレの食事時間や頻度・回数
一日の食事回数は、生後6か月までは3~4回、それを過ぎると2回で適切です。老犬では3回くらいに増やすのが良いでしょう。
食事間隔は2回の場合は12時間くらいにして、食事時間は決めないのがおすすめです。時間を決めると、その時間になると催促するようになり、しつけにも影響します。
イタグレが食事を食べない時の対処法と注意点
小型犬が餌を食べなくなる原因は、飼い主が影響していることが多いようです。可愛さのあまりに、要求されるままに人が食べているものを与えていませんか。
ドッグフードに比べて人が食べているもは美味しく感じるものもあります。余計なものを与えないでしばらく様子を見てください。
それでも食事を残した場合は、30分程度して食器をすべて片づけてください。わがままが原因の場合は、これを何度か繰り返すと食べるようになります。
イタリアングレーハウンド用ドッグフードの種類
イタグレ用のドッグフードの種類をタイプ別にご紹介します。どのタイプのドッグフードも総合栄養食として利用できます。
保存期間が異なりコストパフォーマンスにも違いがあるので、愛犬の好みや利用シーンに合わせて選ンでください。
ドライフード
ドライフードは製品に含まれている水分量が10%以下のフードを言い、一般的に利用が多いフードです。
加熱発泡処理されているので長く保存ができる特徴があります。形状もさまざまで小粒から大粒のものまであります。子犬からシニアまで幅広く与えることができます。
歯でしっかりと噛む訓練になることや歯垢が付きにくい特徴もあります。
ソフトドライフード
ソフトドライフードは製品に含まれている水分量が約25~35%で、しっとりしているフードを言います。
ドライフードと同じように加熱発泡処理されていて長く保存ができます。半生タイプなので、歯が弱ってきたシニア犬におすすめです。
セミモイストフード
セミモイストフードは製品に含まれている水分量が約25~35%でしっとりしているのはソフトドライと同じですが発泡処理されていません。
やわらかくて食べやすいのが特徴です。長く保存すると水分が失われて固くなるので、早めに使い切るのがおすすめです。
ウェットフード
ウェットフードは製品に含まれている水分量が約75%で、非常にやわらかいのが特徴です。子犬からシニア犬までに利用できます。
肉や魚の味や香りがそのまま活かされているので食いつきの良いフードです。缶詰やレトルトパウチ、アルミトレーに密閉されているが、開封後はすぐに使い切る必要があります。
イタリアングレーハウンドのためのドッグフードの選び方と注意点
ドッグフードは犬のための食べ物だからどれでも同じ、そんな考えで選んでいませんか?実は商品ごとに原材料や栄養成分が違っているんです。
肥満や病気にならないために、イタリアングレーハウンドに適したドッグフードの選び方と注意点をご紹介します。
動物性たんぱく質を多く含んでいる
イタリアングレーハウンドは足の骨が細く関節も弱いので、しっかりとした筋肉で骨や関節をサポートする必要があります。
そのためには、肉や魚を原料にした良質の動物性たんぱく質を多く含んでいることが重要です。たんぱく質は丈夫な筋肉をつくるだけでなく体全体の健康を維持するためにも役立ちます。
オメガ脂肪酸が配合されている
イタリアングレーハウンドは、皮膚や被毛がトラブルになりやすい犬種です。皮膚トラブルを予防したり改善する効果が期待できるのがオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの必須脂肪酸です。
健康の基礎になる免疫力を高める効果もあるので、オメガ脂肪酸が配合されているドッグフードを選んであげましょう。
安全なフードである
大切な愛犬には安心して与えられる安全なフードであることが大切です。
ヒューマングレードのように安心材料が使われているだけでなく、体に良くない原材料や不要な原材料が使われていないことも重要です。グレイン・グルテンフリーや人工添加物の有無を確認しましょう。
イタリアングレーハウンドにおすすめのドッグフード10選
ご紹介した選び方や注意点を参考にして、イタリアングレーハウンドにおすすめのドッグフードを10種厳選しました。
ワンちゃんの食いつきが良くない、病気が心配、美しいスタイルや毛並みを維持したいなど考えている方は、ご紹介した中から選んでみてください。
モグワン
モグワンは、生チキンと生サーモンを主原料としていて、動物性たんぱく質56%の高たんぱくフードです。
無添加・グレインフリー・ヒューマングレードは安心して与えられます。サーモンに含まれるアスタキサンチンやオメガ脂肪酸は皮膚の健康維持をサポートし、コンドロイチンやMSMなどの関節サポート成分も配合されています。
カナガンドッグフード
カナガンは動物性たんぱく質が57%と高く、消化の良いサツマイモや野菜、リンゴなどの果物、ビタミンやミネラルがバランス良く配合されています。
無添加・グレインフリー・ヒューマングレードの安心フードです。チキンが主原料ですが、サーモンオイルを配合しているのでオメガ3脂肪酸も含まれています。
アランズナチュラル
低アレルゲンで低脂肪のラム肉を55%使用した高たんぱくのドッグフードです。自然素材にこだわりビタミンやミネラル、オメガ脂肪酸や酵母などを配合していて栄養バランスは抜群です。
さらに無添加でグレインフリーも安心できます。100gあたり約342kcalと低カロリーなのも、肥満が心配なイタリアングレーハウンドにはおすすめフードです。