バセットハウンドが気をつけたい病気①チェリーアイ
いぬねこの目がしらには第三眼瞼という人間にはない構造物があります。その部分が赤く腫れて目から飛び出してしまう病気をチェリーアイといいます。腫れることで異物感があり、目を引っ掻いてしまうことがあります。そうすると角膜炎などを併発してしまうことがあるので注意が必要です。この病気には明確な予防法がないので、日ごろのスキンシップをとおして早期発見してあげられるように努めましょう。
バセットハウンドが気をつけたい病気②眼瞼外反症
下瞼が垂れさがってしまう病気です。バセットハウンドは体だけではなく顔の皮膚もたるんでいるので、この病気になりやすいと言われています。涙の量や目やにが増えやすくなるので、しっかりとケアをして清潔を保つようにしてあげましょう。
バセットハウンドが気をつけたい病気③外耳炎
バセットハウンドは垂れ耳の犬種です。そのため耳の中の通気性が悪く、炎症を起こし、さまざまな耳の病気に繋がる恐れがあります。日ごろから耳掃除を心がける必要があります。最悪の場合、聴覚障害を引き起こすこともあるので、しっかりと予防を心がけましょう。
バセットハウンドが気をつけたい病気④椎間板ヘルニア
バセットハウンドはダックスフンドのように足が短く胴が長い犬種です。そのため首や背中、腰部分に負担をかけていると、椎間板ヘルニアになる恐れが非常に高いのです。椎間板ヘルニアの症状は発症部位によって様々ですが、進行すると歩けなくなってしまうこともあります。日ごろから滑りやすい床での運動、階段の上り下りはさせないようにしましょう。また肥満にも注意が必要です。
バセットハウンドが気をつけたい病気⑤離断性骨軟骨症
主に肩や肘などの関節部分に発症する病気で、幼犬時に発症することが多いようです。関節部分の軟骨が正常に形成されないことで、痛みを伴う病気です。歩き方がおかしいなどの異常に早めに気付いてあげることが大切です。
バセットハウンドが気をつけたい病気⑥胃捻転
胃が体のなかで回転してしまう病気です。大型犬やバセットハウンドのように胸の深い犬種によくみられる病気です。早食いを避け、食後にはゆっくりと過ごさせるような配慮が必要になります。
バセットハウンドが気をつけたい病気⑦血小板障害
バセットハウンド特有の血小板障害で、よく出血する(血便、血尿、鼻血など)、血が止まりにくい、などの症状を引き起こす病気です。遺伝的に発症することが多いので、バセットハウンドの子犬をお迎えする際は、その子の家系に発症している子がいないか確認しておくと安心です。また、去勢手術などを予定している場合は、予め遺伝子検査をおこなっておくと安心です。