【村田祐子ブリーダー監修】パピヨンと過ごす秋の心得

  • 2015月11月25日更新
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気温差に気をつけましょう

飼い主さんにとってもパピヨンにとっても夏の厳しい暑さが過ぎて、過ごしやすい季節になりました。しかしこの季節の変わり目は、日中は暖かくても朝晩は冷え込むようになります。この気温差で体調を崩してしまうことがあるので、気をつけてあげる必要があります。

パピヨンにとっても食欲の秋!?

秋は、夏の厳しい暑さで消耗してしまった体力を回復させるための時期でもあります。その為、日々のごはんには十分な栄養素が必要です。バランスのよいごはんを、パピヨンの年齢や体質にあわせて適量与えるようにしましょう。ただし食欲が増してくる時期でもありますので、ついつい与えすぎてしまい、太らせてしまうことがあります。これからの季節は肥満にも注意しなければならないのです。

パピヨンと運動を楽しもう

秋はお出かけや運動には適した季節です。夏場の暑さから開放され、おもいっきり運動したいところですが、ちょっと待った!今まで控えていた運動を急激に再開することは、体の小さなパピヨンにとってかなりの負担となってしまいます。まずは軽めの運動からはじめ、体が慣れてきたらおもいっきり運動をさせてあげましょう。

パピヨンの秋のお手入れ

秋はパピヨンにとって、寒い冬を乗り切るためにあたたかい被毛を準備する期間です。毎日しっかりとブラッシングをしてあげる必要があります。抜け落ちるはずの被毛が残っていると、皮膚にも悪影響です。皮膚に異常はないかの確認も兼ねて毎日かかさずにお手入れしてあげましょう。特にパピヨンのように長い被毛をもつ犬種にとっては、お手入れが難しい時期です。もつれや毛玉を見つけたら無理にブラシでとかさず、指でほぐしてあげましょう。被毛を痛めてしまったり、切れてしまうことがあるので要注意です。美しい被毛を保つために、コートドレッシング、オイルなどがありますので活用するのも良いでしょう。

パピヨンにとってその美しい見た目はとっても魅力的です。しかし、何よりも大切なことはパピヨンの健康を守ることです。からだの健康と心の健康を保つためにも、必ず一日一回はしっかりとコミュニケーションを取る時間を設けてください。優しく名前を呼んで、微笑みかけてあげてください。そうすることであなたを信頼し、あなたの良きパートナーとなってくれることでしょう。

【監修】村田祐子
1984年、ヨーロッパで気品に満ちあふれたエレガントなパピヨンに出会い、魅せられ、共に過ごす。 世界的トップブリーダーであるスウェーデン のミセスS,ロースと、英国のジャッジでもあるミセスK,スチュアートから指導を受けながら、ブリーディングを始め現在に至る。パビヨン発展へ の尽力から、1999年、JKC50周年記念繁殖功労賞を受賞。その他、JKC Breeding Award 2007 3部門受賞をはじめ、Outstanding Breeder(優良作出ブリーダー)、Outstanding Sire(優良作出種牡)Outstanding Dam(優良犬作出台牝)、JKC Breeding Award 2008、Outstanding Breeder(優良作出ブリーダー)など多数受賞。

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