ペキニーズが気をつけたい病気

  • 2015月11月05日更新
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ペキニーズが気をつけたい病気①肥満

まず、肥満は病気ではありませんが、肥満であることはさまざまな病気の引き金となります!肥満にさせないよう、ごはんやおやつの与えすぎ、運動不足には十分注意しましょう。

ペキニーズが気をつけたい病気②水頭症

ペキニーズ以外にも小型犬に良く見られる病気です。頭の中にある液体が増えすぎる病気です。脳や神経が圧迫されることで様々な症状が現れます。遺伝的にこの病気を持っているケースと、事故により発症するケースがあります。

ペキニーズが気をつけたい病気③軟口蓋過長

ノドチンコが通常よりも長く、気道を塞ぐ病気です。生まれつきの場合がほとんどで、症状が重い場合は手術で切除することもあります。また、ペキニーズは鼻先が短い作りをしているので、呼吸器の病気になりやすいと言われています。日ごろから注意深く観察してあげましょう。

ペキニーズが気をつけたい病気④鼻腔狭窄

鼻の穴が通常よりも狭く、鼻呼吸ができなくなる病気です。生まれつきの場合がほとんどで、症状が重い場合は鼻の穴を広げる手術をおこないます。

ペキニーズが気をつけたい病気⑤気管虚脱

気管が押しつぶされることにより、呼吸困難を引き起こす病気です。ペキニーズはこの病気になりやすいと言われているので、予防の為にも気管を圧迫する首輪ではなくハーネスを利用すると良いでしょう。

ペキニーズが気をつけたい病気⑥椎間板ヘルニア

椎間板とは、背中の骨と骨とのクッションの役割をしています。しかしこのクッションがうまく機能しなくなってしまう病気です。背中の骨と骨とが直接ぶつかるような痛みを伴います。背骨に負担のかかる階段の上り下りは避け、肥満にも十分注意してあげましょう。

ペキニーズが気をつけたい病気⑦膝蓋骨脱臼

ひざのお皿が脱臼してしまう病気です。はずれ具合や頻度によってグレードが分かれます。ひどい場合は手術が必要となります。

ペキニーズが気をつけたい病気⑧流涙症

本来鼻へと抜けていく水分が、その管のつまりによりうまく抜けていかず、涙となって目からあふれる病気です。放っておくと目の下の毛が茶色に焼けてしまう「涙やけ」になります。ホワイトやクリームの毛色のペキニーズはかなり目立ちますので、こまめに拭いてあげてください。

photo by 愛犬観察ノート・犬の医・食・住

ペキニーズが気をつけたい病気⑨白内障

瞳が白くにごり、進行すると目が見えなくなってしまう病気です。早めに治療を開始することで進行を遅らせることができます。

ペキニーズが気をつけたい病気⑩外耳炎

垂れ耳であるペキニーズは耳の中が蒸れて汚れやすい環境になっています。定期的に耳掃除をおこなう必要があります。

ペキニーズが気をつけたい病気⑪アレルギー性皮膚炎

なんらかのアレルゲンとの接触、飲食により引き起こされる皮膚病です。ペキニーズは被毛が長く見た目では分かりにくいですが、ブラッシングの際に皮膚をチェックしたり、痒がっているしぐさが見られたら早めに動物病院に連れて行きましょう。

ペキニーズが気をつけたい病気⑫尿石症

膀胱内に長時間おしっこをためることで、どんどん濃度が高くなり、結晶が現れます。その結晶があつまって結石になります。結石は人の目で見えるくらいの大きさになることがあり、それらが排尿の妨げとなって痛みや血尿を引き起こす病気です。尿が一切でなくなると中毒を引き起こし死に至ることも。こまめに水分補給させ、おしっこを我慢させない環境づくりが大切となります。ペキニーズは運動を好まないので難しいですが、ごはんを水でふやかしたり、工夫してみて下さいね。

photo by ペキニーズと一緒