イタグレの飼い方~事前の準備編~

  • 2015月11月04日更新
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イタグレ(イタリアングレーハウンド)は、ほっそりと引き締まった肉体が特徴的な犬種です。その独特なフォルムから、他の犬種とは異なるグッズや配慮が必要となります。イタグレをお迎えする際は事前にしっかりと知識を持ち、グッズの準備、心の準備を進めましょう!

イタグレの飼い方①サークルの選び方

イタグレ以外にもわんちゃんをお迎えする際、サークルの用意が必要となります。お留守番の際や就寝の際の、わんちゃんのおうちの役割を果たします。サークルは必要ないとお考えのブリーダーさん、飼い主さんもいるようですが、例えば事情がありペットホテルに預ける時、動物病院に入院したとき、震災時など、ケージで過ごすことが基本となります。普段からケージで過ごすトレーニングをおこない、いざという時に少しでも愛犬にかかるストレスを減らしてあげることが飼い主さんにとっての努めだと思います。

イタグレのサークルを準備する際は、よくある縦に棒がついているものや格子状のものは避けて下さい。イタグレの腕は細く、サークルの隙間に腕をはさんで骨折してしまうという事故がとても多く発生しています。イタグレを飼育する場合は、側面が布やメッシュ素材のものをおすすめします。飛び越えない高さの確保、または天井のあるものを選んであげてくださいね。とくにサークルによる事故はやんちゃである子犬の時期に多く見られますので、あらかじめの準備が肝心となります。

photo by ルカとミエルの 今日も犬日和

イタグレの飼い方②サークルの設置場所

イタグレは見た目のとおり毛がとっても短くつるつるです。そのため寒さにはとても弱い犬種です。きちんと環境を整えてあげないと、イタグレはぶるぶると常に震えている状態になってしまいます。その為サークルの設置場所は、夏場は冷房が直接当たらない場所、涼しい時期~冬場は窓際への設置は避けましょう。サークル内に毛布を入れてあげたり、サークル自体を毛布で覆ってあげるのも効果的です。

イタグレの飼い方③段差からの飛び降りは要注意

イタグレは飄々とした見た目からは想像もできないほど遊びすきで活発な性格の持ち主です。すごいスピードで走り回りますから、ぶつかりやすい障害物、ソファーなどの段差からの飛び降りには十分な注意が必要です。ソファーや椅子から飛び降りた拍子に骨折してしまった…なんてことがないように十分配慮してあげてください。特に子犬の時期の骨折よりも、成犬になってからの骨折の方が治りが遅いので、大人になっても油断せずに気をつけてあげてくださいね。

photo by イタグレ・メグと沖縄暮らし

イタグレの飼い方④日向ぼっこできる環境を

イタグレは非常に寒がりで、日向ぼっこが大好きです。ぽかぽかと暖かい日は日向ぼっこできる環境を用意してあげることが望ましいです。

photo by じゅり散歩

イタグレの飼い方⑤イタグレ用の服

イタグレのからだは細身で独特なフォルムをしています。その為、通常わんちゃん用に販売されている服だと全くサイズが合いません。イタグレ専用の洋服を用意してあげる必要があります。最近ではイタグレ服の専門店やネットショップが増えました。ぜひ活用し、用意してあげてください。また、イタグレの飼い主さんは服を手作りされる方が多くいます。イタグレを飼うことの楽しみ方のひとつでもあるようです。また、子犬の時期は成長もはやく、何着も服を買うのは難しいと思います。お散歩の際は服が合った方が無難ですが、抱っこしておでかけをする場合などは、常にひざ掛けサイズの毛布を持ち歩き、イタグレが震えているようならくるんであげてください。

photo by crocchio

いかがでしたか?ぜひ愛犬となるイタグレにとって快適な環境づくりをおこない、事故ゼロの生活を目指してみてくださいね!

photo by イタグレ エルとの共生日記