キャバリアは明るくて友好的な性格の持ち主です。臆病であることはなく、活発です。よく動き回りますが、争いごとは苦手なので、吠え立てたり、攻撃的になることはありません。キャバリアは無駄吠えをしにくい性質をしているので、アパートやマンションなどの住宅密集地での飼育にも向いています。
このようにキャバリアは無駄吠えをしにくい性質をもっているのです。しかし、キャバリアだってわんちゃんなので、一切吠えないということはありません。敵意があるわけではなく、来客を知らせるためにひと吠えしたり、飼い主さんのしつけのミスで、「吠えたらいいことがあった♪」と学んだキャバリアは吠えるようになってしまいます。本来のキャバリアが持つ吠えにくい性質を活かしたしつけ、環境づくりをおこなうことが大切なのです。
吠えているキャバリアとの接し方
愛犬キャバリアが何かしらの原因によって吠えている場合、「うるさい!」「静かにしなさい!」など大声で叱り付けるのは逆効果です。特に女性は高い声を出さないようにします。それらは愛犬キャバリアにとって、「一緒に吠えて遊んでもらっている!さぁ一緒にもっと吠えよう!」という勘違いをさせてしまうことになるからです。吠えに限らずしつけトレーニングの際には低いはっきりとした声で指示を出すことが大切です。
キャバリアのしつけ方
キャバリアは天真爛漫な性格で、飼い主さんへ深い愛情を持つ犬種です。しつけトレーニングをおこなう際は、叱るしつけよりも褒めて伸ばすしつけが効果的です。また、吠えるのをやめてほしい場合などは、吠えさせないように慣らすよりは、その原因となるものを取り除いてあげるしつけが効果的です。
具体例①来客に吠えるキャバリア
飼い主さんに来客を知らせるために吠えるキャバリア。「来客=インターフォンの音」として覚えてしまっている場合は、インターフォンの音を変えたり、愛犬のいる部屋には聞こえないような設定にかえるのが一番早いし効果的です。もしお客さんを見て吠えるのなら、お客さんが見える場所に愛犬一人で行かせないように気をつけます。お客さんに合わせる場合は興奮していない、落ち着いた状態で連れて行くと良いでしょう。
具体例②ごはんの時間に吠えるキャバリア
ごはんの時間、はやくはやく!と吠えるキャバリア。飼い主さんは慌てて用意してごはんを与えているかもしれません。しかしこの場合、「吠えたらごはんがでてきた!」と学習している可能性があります。飼い主さんは愛犬キャバリアの目の前ではなく、こっそり気づかれないようにごはんの用意をするようにしましょう。愛犬に待たせる時間を作らないことで、吠えさせる隙を与えません。また、6時はごはんの時間、などと決めるのもNGです。一定の時間に決めてしまうと、キャバリアは頭がいいので、その時間になると吠え出すことがあります。愛犬を主体に考えず、飼い主さんの手が空いたときにごはんを与える、これで良いのです。
具体例③カミナリに吠えるキャバリア
カミナリが鳴ると吠えるキャバリア。カミナリのような自然災害は原因を取り除くことはできませんね。そのような場合や物事に対しては、慣れしかありません。小さい頃からカミナリの音が入ったCDを聞かせ(レンタルショップにあります)、これはなんでもないことなんだよ、ということを覚えさせていきます。また、カミナリが鳴っている最中は飼い主さんも過剰反応せず、何事もないように接してあげることが大切です。
いかがでしたか?ぜひお試しください!
photo by キャバリア・テリーの日記