ミニチュアとカニンヘンの違い!大きさ以外に性格にも違いはあるの?

  • 2015月10月14日更新
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ダックスには大きさによって「スタンダードダックス」「ミニチュアダックス」「カニンヘンダックス」の3タイプが存在します。特に日本でメジャーなのはミニチュアダックスとカニンヘンダックスです。

今回はダックスの基本的な性格をご紹介するとともに、知っておきたい性格の違いについてご紹介しちゃいます!

ミニチュアとカニンヘンの大きさの違い

一般社団法人ジャパンケネルクラブが規定するダックスフンドの大きさは以下の通りです。

カニンヘン・ダックスフンド生後15ヶ月までの胸囲が牝25㎝~30㎝以下、牡27㎝~32㎝以下
ミニチュア・ダックスフンド生後15ヶ月までの胸囲が牝30㎝~35㎝以下、牡32㎝~37㎝以下
スタンダード・ダックスフンド生後15ヶ月までの胸囲が牝35㎝~37㎝以下、牡35㎝~37㎝以下

この規定にある通り、生後15ヶ月の時点で判断されるものなのでとても曖昧なものだと言われています。

体重でいうと3キロほどなのがカニンヘンで、4~5キロほどだとミニチュア。それ以上がスタンダードと分けられます。

ダックスフンドの性格

ダックスフンドの特徴的な性格とはどんなものでしょう?ドイツ語でダックスは「アナグマ」、フントは「猟犬」という意味を持ちます。その由来から、どんな犬種なのか説明していきます。

狩猟犬らしい機敏な性格

ドイツが原産国のダックスフンドは、アナグマ猟に用いられていた犬種でした。そのため、穴にもぐったり走り回ることが得意な性格をしています。

甘えんぼうの抱っこ好き

基本的に人懐こく、飼い主と一緒に行動することが好きな性格をしています。一緒に散歩に行ったり、出かけたり運動することでコミュニケーションをとると良い関係を築けるでしょう。

毛色や毛質によって性格が違う

ダックスフンドは毛質や毛色によって性格が違うという説があります。毛質は、スムースヘアード、ロングヘアード、ワイヤーヘアードの3種類です。

スムースヘアードはミニチュアピンシャーとの交配で生まれました。短く細かい毛が密集して生えています。3種類の中でも最も歴史が古いので、警戒心が強い性格で吠え癖がつきやすいです。

ロングヘアードはスパニエル系の犬種との交配で生まれました。ウェーブがかっていたり、ストレートだったりは様々あります。性格は温和で友好的です。

ワイヤーヘアードはシュナウザーとの交配で生まれました。テリア系の血が入っているため、3種類の中でもっとも頑固な性格をもっています。子犬のころからしつけをする必要があります。

ミニチュアとカニンヘンの性格の違い

ダックスフンドは大きさによって種類が分けられ、性格の違いも多少は出てきます。

一般的にダックスの性格はサイズが小さくなるほど、活発で落ち着きがなくなると言われています。小さい子供がいる家庭で飼育するには、ミニチュアダックスの方が望ましいでしょう。

オスとメスでの性格の違い

ミニチュア・ダックスフンドはオスとメスで性格に違いがあると言われています。

メスは自立心が強く、穏やかな性格。オスは甘えん坊で警戒心が強い性格の子が多いです。ですが、その血統によってメスでも甘えん坊な子もいるので一概にはいえません。

愛犬がどんな性格か一緒に過ごす中でじっくり観察して、性格に合った接し方をしてあげましょう。

しつける際に飼い主が注意すること

ミニチュア・ダックスフンドのしつけをする際には、愛犬の性格をよく理解していることが前提となります。その上で、飼い主がしつけをする際に気を付けることを解説していきます。

無駄吠えをさせないようにする

ダックスフンドは狩猟犬の本能として、吠える習性が本能的にあります。興奮したり、意思を伝えようとするときに吠えることが多いです。ですが、日常生活では近所迷惑になりうるので無駄吠えをさせないように、しつけに気を付ける必要があります。

しつける際は、吠えたときに反応せず無視し続けることが効果的です。根気よく続けましょう。

噛み癖や飛びつき癖をさせないようにする

活発な性格のダックスフンドはエネルギーが有り余っています。運動不足によるストレスが溜まると、噛み癖や飛びつき癖などの問題行動につながる恐れがあります。

1日30分程のお散歩は習慣にして、それで足りないようならドッグランなどで十分に走らせたり、家で玩具を使って遊びながらコミュニケーションをとるようにしましょう。

ミニチュア・ダックスフンドは性格が悪い?飼いやすい?飼いにくい?

ミニチュア・ダックスフンドは小型犬で甘えん坊、活発で吠え声が大きいですが番犬としての役目も担ってくれる頼もしい犬種でもあります。

愛犬の性格を知ったうえでしつけをすれば、飼いやすい犬種だと言えます。

腰痛になりやすいので注意

ダックスフンドは胴長短足なので椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。肥満はその最大の要因となります。食事コントロールはきちんとしてあげましょう。

また、家の中で段差や滑りやすい床材などがあればなくしてあげることも対策になります。

被毛のケアをこまめにする

ダックスフンドはトリミングが必要な犬種ではありませんが、マラセチア皮膚炎などになりやすい犬種です。

ダブルコートといって、毛が二層になっているので抜け毛が多い犬種でもあります。定期的なブラッシングとシャンプーで清潔に保つことが大切です。