柴犬は昔から健康的で飼いやすい犬種と言われています。犬種特有のかかりやすい病気はほとんどなく、寿命まで病気しらずの柴犬も多いようです。しかし柴犬はとっても我慢強い性格をしているので、実は病気になったとしても我慢しているのでは…?と言われています。今回は病気になりにくい柴犬でも、万が一に備えて覚えておきたい病気をご紹介します。病気の早期発見ポイントを確認しておきましょう!
柴犬 皮膚の病気
【アトピー性皮膚炎】
アレルギーの原因となる物質が口や皮膚から体内に取り込まれることによって発症する皮膚病です。多くの柴犬は1歳を過ぎたあたりから発症します。
⇒早期発見のポイント
体をかゆがっているそぶりはありませんか?特に目や口まわり、手先などは念入りに観察しましょう。
【脱毛症】
10円ハゲのような脱毛が柴犬の体の各所にできる、もしくは全身に脱毛がみられる場合があります。原因は様々で、アレルギーやノミ・ダニの他、ホルモン異常などの病気の可能性があります。
⇒早期発見のポイント
日ごろからスキンシップを通して体の隅々まで確認しましょう。脱毛を見つけたら早めに獣医さんへつれていきましょう。
柴犬 循環器の病気
【僧帽弁閉鎖不全】
シニア層の小型犬多い病気です。心臓にある弁の調子が悪く、左心室の内圧が高まる病気です。肺にも負担がかかり、呼吸困難になることもあります。
⇒早期発見のポイント
咳をしたり、息苦しそうなそぶりはありませんか?貧血にも要注意です。
柴犬 ホルモンの病気
【甲状腺機能低下症】
甲状腺はのどにある器官で、甲状腺ホルモンを分泌するはたらきが弱ってしまう病気です。
⇒早期発見のポイント
脱毛やむくんでいる様子はありませんか?代謝が落ちているので、皮膚の異常が見られることが多いようです。
柴犬 骨の病気
【膝蓋骨脱臼】
膝蓋骨とは後ろ足のひざのお皿のことで、この部分が脱臼してしまう病気です。柴犬の膝蓋骨脱臼の原因には先天性と後天性とがあります。
⇒早期発見のポイント
段差を避けるようになったり、立ち上がるのに時間がかかるような様子はありませんか?よく観察し普段と様子がおかしいようなら、早めに獣医さんへつれていきましょう。
【股関節形成不全】
大型犬に多いと言われていますが、柴犬が発症することもあります。関節が完全に外れている、または外れかかっているなどといった股関節が正常でなくなってしまうという病気です。遺伝的な要因が大きいのですが、飼育環境や事故によって発症する場合もあります。柴犬をお迎えする際には、事前にその子の血統に発症している柴犬がいないか確認しておくようにしましょう。
⇒早期発見のポイント
肥満気味ではありませんか?腰をくねくね動かしながら歩く(モンローウォーク)、体を触られるのを嫌がるなど、普段と様子がおかしいようなら、早めに獣医さんへつれていきましょう。
photo by 柴犬ミッチー、今日もむっちり♪