ビーグルが気をつけたい外耳炎

  • 2015月09月25日更新
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ビーグルの耳

ビーグルは垂れ耳なので耳の中の通気性が悪く、蒸れやすい状態です。蒸れたビーグルの耳の中は生暖かく、細菌にとって増殖しやすい最高の環境となります。その為、ビーグルは耳の病気を起こしやすいのです。今回はビーグルがなりやすい外耳炎とその予防方法をご紹介したいと思います。

ビーグルの外耳炎とは

外耳炎とは、外耳道に発生する炎症のことです。人間にも外耳炎という病気がありますよね。根本的には同じものです。ただし人間とワンちゃんとでは耳の構造がことなるので、垂れ耳のビーグルなどワンちゃんのほうが発症しやすい病気と言えるでしょう。

【外耳炎の症状】

・お耳がくさい
・耳垢でよごれている
・耳をひっかく
・かゆみを取ろうと頭を左右に振る
・腫れぼったくなり、耳穴が狭くなる

外耳炎の治療

点耳薬、内服薬投与の他、飼い主さんへの耳掃除の指導をおこないます。愛犬ビーグルと常に一緒にいるのは飼い主さん自身なのですから、責任持って耳掃除をマスターしましょう!
また、かゆみが鎮まるまでは引っかき防止のエリザベスカラーを着用することもあります。
※エリザベスカラー↓

photo by ビーグルNZ

垂れ耳ビーグルが外耳炎を予防する方法

■定期的な耳掃除

ビーグルの耳の中はL字型の構造をしているので、耳の奥に綿棒を入れたりしては簡単に傷ついてしまいます。日常的なお手入れでしたら、指にガーゼを巻きつけ、届く範囲で拭き取ってあげるだけでも十分です。手前のくぼんでいるところなども重点的に拭き取ってあげてくださいね。耳掃除専用の液体を使い、ガーゼにしみこませて拭いてあげるのも効果的です。

■肥満を防ぐ

栄養バランスの取れた食事をこころがけ、肥満にさせないことも大切なんです。肥満になるとビーグルちゃんの活動性も低下し代謝が悪くなってしまいます。ビーグルは肥満になりやすい傾向にある犬種ですので、日ごろから飼い主さんが健康管理をしてあげることが大切なのです。

外耳炎になってからでは遅い!ビーグルが子犬のうちにしておきたいこと

愛犬のビーグルが外耳炎になってから耳掃除をやりはじめても遅いのです。いままで耳に触ることすらしてこなかったビーグルは、耳掃除を激しく嫌がるでしょう。また、外耳炎含むさまざまな病気になることを想定し、ストレスなくエリザベスカラーが着用できるように慣らしておいてあげるとベストです。

・耳掃除や耳に触られることに慣らしておく
・エリザベスカラーがストレスにならないように慣らしておく

photo by ビーグルがきた!