ビーグルの毛色の種類と分類・歴史を詳しく解説

  • 2015月09月25日更新
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優れた嗅覚を持ち、大きな声で吠えることもできるビーグルは、家庭犬として飼われているほか、警察犬や麻薬探知犬としても活躍しています。

この記事では、ビーグルのの毛色の種類に加え、猟犬としてうさぎを追いかけていた歴史やJKCの分類ついても詳しく解説します。

これからビーグルを飼おうと考えている方は参考にしてください。

ビーグルの毛色の種類

ビーグルの毛色はJKCでは、ハウンドカラー(トライカラー)・レッド&ホワイト・レモン&ホワイト(レモンカラー)の3種類とされています。

白・黒・茶のハウンドカラーが基本ですが、茶の部分のバリエーションで3種類に分けられています。

JKCではハウンドカラー

ビーグルの毛色は白・茶・黒の3色のハウンドカラーと定義されています。ハウンドカラーはJKCで「6G:嗅覚ハウンド」に分類されている猟犬特有の毛色です。

茶の部分が黒みがかったレバー色がありますが、ビーグルの毛色としては認定されていません。

ハウンドカラー(トライカラー)

ハウンドカラー(トライカラー)は、ビーグル特有の毛色です。

体全体が白で茶や黒の模様が見られます。頭や耳が茶、背中から尻尾にかけてが黒になっているのが一般的な模様です。

ビーグルといえばハウンドカラーと思えるくらい多く見かけます。

レッド&ホワイト

レッド&ホワイトはその名のとおり、赤(赤みがかった茶)と白の2色の毛色です。

ハウンドカラーのように黒が入っていないので、全体的な色合いとして優しさが感じられます。赤の部分の色合いは個体や年齢によって少しずつ変わるようす。

レモンカラー

レモン&ホワイトは、レモン色と白との2色の毛色です。レモン色と言われていますが、黄色ではなく薄い茶色といった方が近いです。

全体的に淡い毛色なので可愛いイメージがあり、人気が高まっています。他の毛色と違って鼻の色がピンク色なのも人気の理由かもしれません。

尾の先が白いのが特徴的

ビーグルの尻尾はいつもピンと立っています。その尻尾の先は白い毛色です。これは猟犬としてのビーグルの特徴です。

狩りの途中でも白い尻尾を目印にして、うさぎを追っているビーグルがどこにいるかを猟師に教えるためです。ピンと立った尻尾は良く目立つようにいつも前後に動いています。

ビーグルは嗅覚ハウンドに分類

ビーグルは、一般社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準で「6G:嗅覚ハウンド」に分類されています。

現在では猟犬として活躍する機会は少なくなりましたが、優れた嗅覚を活かして警察犬や空港の麻薬探知犬として活躍しています。

嗅覚ハウンドとは?

JKCでは「6G:嗅覚ハウンド」の特徴として「大きな吠声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬」と説明しています。

「6G:嗅覚ハウンド」は猟犬として主に獣を追い詰めるために使われてきた犬種で、ビーグルの他にも、バセット・ハウンドや映画で有名になったダルメシアンなど10犬種が登録されています。

ビーグルは獣猟犬

「6G:嗅覚ハウンド」に分類されているビーグルも、紀元前から主にうさぎなどの獣を追う猟犬として活躍していました。がっちりとした体格や大きな吠声と優れた嗅覚、活発で従順な性格も猟犬としての遺伝子が受け継がれています。

ビーグルは毛色の変化も楽しもう

ビーグルの魅力は、猟犬らしいがっちりとした体格とハウンドカラーではないでしょうか。

独特のハウンドカラーが年齢とともに変化するのもビーグルの魅力のひとつです。重厚感のある黒が薄れていきハウンド模様が優しさに変化します。

遊び好きなビーグルとの暮らしも楽しみですが、年ごとに変化する毛色も楽しみです。