ボーダーコリーの飼い方~日常のお手入れ方法~

  • 2015月09月11日更新
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ボーダーコリーは毛が伸び続ける犬種ではないので、基本的にカットは必要ありません。それでも、だからといってほったらかしにして言い訳ではありません。綺麗な毛を維持するためのブラッシング、病気やケガを防ぐための爪切り・耳掃除は必要不可欠なのです。これらのお手入れをスムーズにおこなう為にも、まずは体に触ることに慣らしてあげましょう。飼い主さんが愛犬にボディタッチすることは、コミュニケーションを深めるだけでなく、医療的な意味でも大きな意味を持ちます。身体に傷や変化はないか確認することもできるので、ボディタッチは子犬のうちからぜひともやってほしいことのひとつなのです。今回はボーダーコリーの飼い方として、日常のお手入れ方法をご紹介していきます(^o^)/

ボーダーコリー飼い方 ブラッシング

そもそも毛の役割は、皮膚の保護、保温、防水となっています。
そしてブラッシングには、

・皮膚の新陳代謝を促す
・皮膚病を防ぐ
・皮膚に傷などがないか確認できる

などといった効果があります。お手入れ(グルーミング)の基本はブラッシングから始まります。また、もちろんですが毛並みの美しさを保つためにも必要なことなのです。抜け毛も多い犬種ですので、絡まったり毛玉にならないようにしっかりブラッシングしましょう。

ボーダーコリーの適切なブラッシングの方法

・ブラシ面を皮膚に対して垂直に、根元から毛先にかけてやさしく撫で下ろすようにとかします
・汚れなどで毛がもつれてしまったら、目の粗いくしで丁寧にとかしましょう。
・頭などの、毛が短く敏感な場所はやわらかいブラシでなででいきます。
・ノミ、ダニのチェックも忘れないよう、気をつけてみましょう。予防薬を使用していてもついてしまう時もあります!
(ノミなどの虫を見つけたらすぐに無理やり取らず、セロハンテープなどで軽くつぶすようにしてから取り除きます)

ボーダーコリー飼い方 爪切り

屋外で走りまわったり、コンクリートの上を歩けば、爪は自然とカットされていきます。しかし「じゃあうちのボーダーコリーは充分に運動してるから問題ないわ」と思ったら大間違いです。爪が伸びていないか、定期的にチェックするようにしましょう。伸ばしっぱなしになっている爪があると、爪の中にある神経や血管が爪と一緒に伸びきってしまい、そこから炎症を起こしてしまう可能性があります。それを防ぐためにも、爪切りを飼い主さんの手でも行えるように、子犬のうちから指先や指の間、肉球を触らせることに慣れさせましょう。

ボーダーコリー飼い方 耳掃除

ボーダーコリーの耳は、たれ耳、半立ち耳、立ち耳とそのわんちゃんによって形が異なります。特にたれ耳のボーダーコリーは中耳炎や外耳炎になりやすいです。通気性が悪く、生暖かいため、バクテリアには最高の環境です。このバクテリアが外耳炎などを引き起こし、重症化してしまうと外科手術が必要になります!耳垢は細菌感染の危険信号!もしも飼い主さんの手に負えないくらいの汚れを見つけたら、すぐに病院へいきましょう!耳掃除を嫌がらないよう、子犬の時期から耳を触られることに慣れておくことが大切です。

ボーダーコリーの適切な耳掃除の方法

・耳の裏側をやさしくさわる
・耳を裏返し、耳の中をチェックする
・ガーゼを指にまきつけ、耳の中をやさしくふく

最初はとても嫌がるかもしれませんが、わんちゃんが慣れるまで実践していきます。早く慣れさせたいからといって、やたらむやみにしつこく触るのはNGです!飼い主さんが少しずつやさしく声をかけながらタッチすることが一番です。慣れてきたら、知らない人にも平気で触られるようになることが理想です。

おうちのボーダーコリーちゃんが健康でいられるような飼い方をしてあげたいですよね。ぜひ日々のお手入れを頑張ってみてください!

photo by ボーダーコリー ~OREO de AERO~