ボーダーコリーのしつけがスムーズにいくためのスキンシップ方法

  • 2015月07月29日更新
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ボーダーコリーは飼い主さんとの信頼関係をとっても大事にする、とても利口なわんちゃんです。信頼関係を大事にするため、何よりも飼い主さんとたくさん触れ合うことを望みます。今回は愛犬のボーダーコリーとのスキンシップ方法や、お散歩中のわんちゃんをさわる際の注意点をまとめてみました!

愛犬とのスキンシップは双方とても大きなメリットを得られる!

・飼い主さんにとってのメリット

日常的にスキンシップを取ったり、「オスワリ」や「マテ」などのコマンドを出すことを繰り返すことによって、どんな状況でもわんちゃんをコントロールすることが出来る、という自信が飼い主さんにつきます。

・わんちゃんにとってのメリット

人に触られ続けることで、人の手は良いもの、人は楽しいものと理解して、わんちゃんも人間社会で堂々と過ごせます。

このお互いの絶対的な信頼関係が、しつけ訓練もスムーズにおこなうことにつながります。

触れ合うことを拒んでしまう子もいる

ボーダーコリーは、基本的に触られることが大好きです。しかし一方で、撫でようとした人の手に噛み付いてしまったり、人の手にビビッてしまう子もいるのです。小さい頃から触られることに慣れていないと、そのような子になってしまう可能性があります。そもそもわんちゃんは噛み付くこと自体正常な行動です。だからこそ、子犬のころからしっかりとスキンシップをはかり、「人の手は安心できるもの」と刷り込ませて教える必要があります!人に触られることは楽しいことだと理解していれば、わんちゃんも自然と人と触れ合うことに対し、積極的に行動してくれますよ。それは今後のしつけ訓練につながるものにもなります!

スキンシップの基本!たくさんボディタッチをしてあげよう!

その1:まずは、わんちゃんを触る前に飼い主さんはリラックスしましょう。

リラックスしないでイライラした気持ちや、気乗りしない気分で触ると、その感情はわんちゃんにもうつってしまいます。自分自身の気分が落ち着いているときに、わんちゃんに触れてあげましょう。

その2:飼い主さんはわんちゃんに体ごと密着させ全身を撫でていきます。

毛並みに沿って、尻尾から頭の先まで優しく撫でてあげましょう。このとき、同時に声をかけながらおこなうと良いでしょう。

その3:ただ触るだけでなく、ちょっとしたテクニックをプラスしてみましょう。

ただ単調になでるのではなく、手のひらや、指の腹で、たまに円を描くように撫でてみます。緩急をつけて軽く押したり、揉んでみたりというアクションもはさむのも良いでしょう。

わんちゃんが嫌がる部分はしつこく触らないように…

ボーダーコリーに限らず全犬種でも言えますが、わんちゃんは以下のように触れられることを特に嫌がります。

・耳をつかまれる

・尻尾を引っ張る

・つま先を握られる

どの部分もデリケートで、神経が集中しています。全身が触れられるようになることは良いことですが、あまりにもしつこくやられると、それこそ人の手に対して良い印象を持ってくれなくなります。これらの部分を触る際は、優しく。そして、わんちゃんが素直に触らせるようになったら、おやつなどをあげいっぱい褒めてあげましょう!

他人のわんちゃんを触るときは

お散歩中のボーダーコリーが人懐っこく寄ってきたからといって、見ず知らずの子に安易に手を出してはなりません。必ず相手の飼い主さんの許可を得てからにしましょう。わんちゃんがなでられて嫌がる箇所がないか聞くこともポイントです。愛らしい見た目をしていても、苦手なところを急に触れられると、びっくりして噛み付きなどの事故に繋がる恐れがあります。興奮して飼い主さんがコントロールできず逃げ出してしまったり、車道に飛び出してしまうことも考えられます。その場合あなたは被害者では済みません。他の歩行者や自転車の邪魔にならないよう、歩道の端によけてから触らせてもらいましょう。当たり前ですが勝手に食べ物を与えてはいけませんし、写真撮影やSNSなどへの投稿も、必ず飼い主の方へ許可を取ります。双方が気持ちよく、また出会ったときに笑顔になれるように努めましょう。

photo by Poran111