ボーダーコリーの老化のサインに気づこう~身体の変化~

  • 2015月06月12日更新
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大事なわんちゃんといずれ向き合わなければいけないこと…。
それは「老化」です。
犬は、人よりも短い時の流れで老化現象が起きはじめます。
少しでも長く、ずっと過ごしてきたボーダーコリーと今後も楽しく過ごしていく上で必要なことは、「老化のサインに気づくこと」です。

ボーダーコリーは何歳からシニアになるの?

わんちゃんにもよりますが、ボーダーコリーはだいたい8、9歳ごろからシニアとなります。
平均寿命は13~16歳と言われていますが、医療の進歩、生活環境の向上により、現在ではもっと長生きするわんちゃんはたくさんいます!

ボーダーコリーの老化のサインに気づこう!

「うちのボーダーコリー…そろそろ年齢的にシニアかも?」
そう感じ始めたのならば、今すぐにでもわんちゃんの身体のチェックをしましょう!
老化のサイン、おもに身体の変化について以下のように簡単にまとめました。

・毛がぱさつき、つやがなくなる。抜け落ちる
ホルモンのバランスが崩れ、毛根の新陳代謝が悪くなることで起きます。

・皮膚にしみが出来る
ホルモンの働きが鈍くなることで起きます。顔にちらほら見えることが多いです

・口がにおう
消化機能が低下し、唾液の量が減ることが原因です。歯周病も疑われるので注意!

・やせてくる
運動量の現象により、筋肉が落ちているからです。また、関節が弱くなっているおそれもあります

・口のたるみ
筋肉の衰えにより起こります。唇がてろんとしてきて、歯茎が見えてしまうこともあります

・背骨の形が変わってくる
背骨の形が変わるということは、筋肉の低下だけではなく、内臓機能が低下している場合もあります。その為、変化に気づいた場合は激しい運動を控え、内臓に負担のかからないごはんをあげるようにしましょう!

確認しようとしたらいやがる…?

あちこち身体を触ってみて、わんちゃんが痛がったり嫌がったりしませんでしたか?
その子によって反応は違いますが、触ってるときに「きゃん」と鳴いたり、人の手を咬んでこようとしてくる子がいます。
その場合、異常を抱えているおそれがあります。
また、痛みを我慢してしまう子も中にはいます。わんちゃんの反応を見逃さないように、私たちが気づいてあげましょう。

シニアだからこそ、若いとき以上にやさしくブラッシングをしてあげよう

ボーダーコリーのふわふわで柔らかな毛を保つためには、普段からのブラッシングが重要です。
歳をとるごとに毛はぱさぱさになってきますが、まめにブラッシングを行うことで毛根や皮膚の新陳代謝を促すことができます!
また、普段からのブラッシングを行うことで皮膚の変化で起こる、イボ、しこりに気づくことができます。
しこりは、脂肪のかたまりの場合もありますが、悪性腫瘍(がん)のおそれもあります。
ブラッシングをするだけでなくても、たくさんコミュニケーションを取り、触れ合っていれば早く気づくことができます。普段から身体にタッチするスキンシップは、歳をとってしまった大事な愛犬にとって、心強い味方になるのです。

photo by Poran111