愛犬トイプードルを守ろう!肥満がもたらす生活習慣病

  • 2015月04月09日更新
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トイプードルも生活習慣病になる!?

ズバリ!なります!肥満が根本的な原因のケースがよくありますが、肥満にさせているのは飼い主さんなのです。愛犬は好きで肥満になるわけではないのです。
今回は肥満が原因で起こりやすいトイプードルの生活習慣病「気管虚脱」「腎臓病」「消化器疾患」「ガン」と「歯周病」「皮膚病」「外耳炎」についてです。

トイプードルの子犬の体重推移

トイプードルの子犬は生後5ヶ月までの間に、急激に体重が増えます。その後の体重変化は緩やかです。成犬時の体重の目安として、生後2ヶ月の約3倍、生後3ヶ月の約2倍になると言われます。

愛犬トイプードルが肥満だとわかったら

ズバリ!ダイエットをしましょう。トイプードルのダイエットの基本は「食事制限」+「運動」です。人間と一緒ですね。ただし人間とは違い、自分で食事制限や運動をすることはできません。飼い主さんがきちんと管理してあげる必要があります。ミネラル、ビタミンは十分に摂取できるようにし、カロリーが控えめな食事をこころがけることが大切です。散歩も過度にならない程度に適度に行いカロリー消費に努めましょう。

気管虚脱

気管虚脱は気管コラプスとも呼ばれ、気管にあるU字の膜がゆるんだり、引っ張られたりする病気です。トイプードルが気管虚脱になると、呼吸がしづらくなるので「ハッハッ」という犬特有の激しい呼吸ができなくなってしまいます。この呼吸はワンちゃんにとって熱を下げるというとても重要な役割をしており、それができないことで体温調節ができなくなってしまうのです。さらに症状が進むと、呼吸困難を起こして失神してしまうことがあります。息苦しいし暑苦しい…とてもかわいそうな状態です。

腎臓病

腎臓の役割は、体内の老廃物や有害物質をろ過し、体内の水分調節をすることです。腎臓は1度受けたダメージを修復することはできないので、早期発見・早期治療が必要です。
原因としては、他の生活習慣病が影響することが多く、肥満から始まった負の連鎖となってしまうのです。

消化器疾患

トイプードルは脂肪分の多い食事や、食べ過ぎの状態が続くことで消化不良を起こす場合があります。下痢・嘔吐、さらには脱水症状を引き起こしてしまいます。

ガン

トイプードルはもちろん、ワンちゃんもガンにかかります。原因は様々ですが、人間と同じように運動不足や偏った食生活、生活習慣も影響します。また、高齢になればなるほどガンにかかる可能性も高くなります。

合わせて以下の生活習慣病も確認しておきましょう。

■歯周病

トイプードルは口が小さいので、歯石がつきやすいと言われています。子犬の頃から歯磨きを習慣にし、毎食後にケアをすることが重要です。

■皮膚病

ノミ・ダニなどの感染、皮膚の常在細菌の増殖、遺伝性のアレルギーなどによって起こるのが皮膚病です。とくにノミやダニなどの動きが活発になる春から夏の時期は、お散歩中にトイプードルのふわふわの毛にくっつきやすく、皮脂にも汚れが貯まりやすいです。
トイプードルは抜け毛が少ない犬種ですが、毎日お散歩後にブラッシングをして、被毛に付着したゴミなどを取り除き、サラサラで絡まりにくい毛を保つことが必要です。

■外耳炎

トイプードルはたれ耳なうえに、耳の中まで毛が生えます。トリミングの際などに定期的に耳掃除することが必要です。外字円を繰り返すと外耳道が耳の穴を塞ぐほど腫れ上がり、聴覚障害を引き起こすので要注意です。

いかがでしたか?知識を身につけ、あなたの手で愛犬を守りましょう。

画像:photo by Yasuhiro Ito