パピヨンの 平均寿命は12~15歳といわれています。ですので年齢をとるごとに健康状態をきちんと把握しておくことが大切です。パピヨンは2歳ぐらいから1年で約4歳、歳をとっていきます。つまりパピヨンにとっての一年が人間でいう4歳ということです。誕生日は覚えていても歳がわからない、あるいは人間と同じでまだまだ子供だな、などと思っていると失敗する恐れがあるので要注意です。
毎日体に入るもの。適切なフード選びが大切
シニア犬専用フード
パピヨンは歳を取るにつれて、血糖値が高くなりやすいです。ですので、フードもしっかりと管理しなければなりません。消化がしやすく、必要な栄養素をバランスよく配合した栄養設計のシニア犬専用フードに切り替えましょう。また、おやつの与えすぎにも注意しましょう。
フードの切り替え方
フードを切り替えるときは、最初は新しいシニア犬用のフードにこれまで与えていた成犬用のフードを混ぜて与え、7-10日ほどかけてゆっくりと新しいフードへ切り替えましょう。
シニア犬用フードの特徴
1)低脂肪、低カロリー
2)抗酸化物質の強化
3)胃腸に優しい米などの炭水化物源を使用
4)最適な量のミネラルを配合
5)関節の健康のためにグルコサミンを補給
6)たん白質の強化
7)オメガ脂肪酸を配合
参照:http://nestle.jp/brand/purina/index.html
歯のケア
歯周病は、老犬のおよそ8割がかかると言われています。歯周病はなによりも予防が大切であり、防げる病気です。予防と早期発見のため、普段から歯ブラシやガーゼで汚れを落としましょう。歯磨き効果のあるガムやおもちゃを与えるのも予防につながるでしょう。
定期的な健康診断で「健康年齢」を知る
犬も人間と同じように年を取ると免疫が落ち機能が衰え、病気にかかりやすくなります。特にパピヨンは寿命が短い場合は1年で人間でいう7歳分ぐらい歳をとる子もいます。やはり定期的に獣医に診てもらうことで健康状態を把握し、健康年齢についてもしっかり把握しておくのがよいでしょう。
ケガの防止対策
もちろん健康管理では寿命の短縮にも要注意です。健康で長生きできそうだ、とブリーダーにお墨付きを貰っても、飼い主さんの不注意で怪我や病気ばかりさせてしまったら、寿命も短くなってしまいます。パピヨンが特にかかりやすい病気は「膝蓋骨脱臼」です。この病気は先天性の場合もありますが、室内の滑りやすい床で遊んだり、高いところからジャンプすると起こりやすいので、注意が必要です。運動する場所は適度な柔らかさがある床を選びましょう。ソファなどに乗らせない工夫も必要です。
いかがでしたか?
このようにパピヨンの寿命は延ばすのは飼い主さんの対応次第なのです。愛犬との幸せな生活を過ごすには、飼い主さんがしっかりとパピヨンのことを理解してあげることが大切なのです。