シュナウザーは抜け毛が少なく、臭いもきつくない犬種と言われていますが、もちろんトリミングは必要です。トリミングに連れて行ったら何をしているのか一例をご紹介します。
※場所によって異なるのでトリミングに連れて行く際は確認してから行きましょう。
トリミングに行く前に
トリミングに連れて行けるのは3回目のワクチンと狂犬病の注射が終わった後、一週間ほどした生後約4か月からです。(ワクチンが終わってない子犬は免疫力が低く、病気にかかりやすいため断られることが多い。)もしそれまでに汚れや爪が気になるときはかかりつけの病院で診てもらいましょう。
予約を入れよう
場所によって異なりますが一頭一頭に時間がかかるトリミングは予約が必要なところが多いです。また、初めてのときはワクチンや狂犬病の証明書などが必要なこともあるので事前に電話をして聞いておきましょう。
いざトリミングへ!!
トリミングのメニュー ~シャンプーコース編~
爪切り
伸びすぎると肉球にくい込んだり歩きづらくなるので適度な長さにカット。切った後はやすりで滑らかに仕上げます。
足裏の毛のカット
足裏の肉球の間の毛をバリカンできれいに取り除きます。毛が長いままだとフローリングで滑りやすくなり、脚の関節にも悪いです。
肛門周りのカット
肛門周りの毛はバリカンで短くし、排泄物の汚れがつくのを防ぎます。
耳掃除
耳の中の汚れを取り、耳毛の多いシュナウザーはきれいな耳を保つため耳毛も抜いてもらいます。
ブラッシング
毛玉があるとシャンプーの際キレイに洗えないので、全身ブラッシングをします。
※毛玉が多い子は毛玉を取る手間がかかるので追加料金がかかることもあります。
肛門腺の処理
わんちゃんのお尻には肛門腺という汚れがたまる場所があるのでその汚れを絞ってもらいます。素人ではなかなか難しいので定期的にトリミングには連れて行きましょう。
シャンプー&リンス
人と同様、シャンプーで汚れを落とし静電気やもつれを防ぐためリンスをします。子犬のデリケートな肌には子犬用を、皮膚が弱い子には薬用を使用したりします。
ドライ
風邪をひかないように手早く乾かします。
足周りのカット
足周りにはみ出している毛をキレイに整えていきます。
シャンプーコースの基本メニューはここまでです。
トリミングメニュー ~カット編~
毛が伸び続けるシュナウザーには全身のカットが必要になります。
シャンプーコースのメニューを済ませた後全身のカットをして完成です。
希望のカットがあればトリマーさんに伝えておくとよいでしょう。カットしてほしいモデルの写真を見せても伝わりやすいです。人と同じですね!
また、シュナウザーのような硬い毛を持もつわんちゃんに行う、毛を抜くストリッピングという方法もあります。これは普通のお店で求められることは少ないので、できるところや別途料金が高くついたりします。興味のある方はやってもらえるか聞いてからいくとよいでしょう。
シュナウザーの全身カットでは終わるまで3時間ほどかかります。
初めてのトリミングだと特に疲れているので帰ったらたくさん寝かせてあげましょう。
画像:photo by おおはし動物病院